四季折々の美をうつす 泰平窯 平野泰三

季節を映す美しさ
卓越の技

清水寺へと続く五条通り沿いに、のぼりが目印の窯元「泰平窯(たいへいがま)」があります。
店内はショールームを兼ねており、個性豊かな和食器がずらりと並び、訪れる人を楽しませてくれます。

 

歴史と共に歩んできた名窯

泰平窯は、代々続く京焼の窯元として、長年にわたり料亭や旅館に器を提供してきました。

料理人たちの想いに寄り添い、その創作意欲を支える器をつくることで、京料理の歴史とともに歩んできたのです。

 

幅広い技法で応える確かな技術

泰平窯では、うつわのかたちを作る方法ひとつとっても、ろくろ・たたら・鋳込み(いこみ)など、さまざまな技法を使い分けています。

また、四季を大切にする和食にふさわしい色合いや絵柄も、季節ごとに工夫されており、その表現の幅はとても豊かです。

さまざまな料理人の細かな要望に応えるため、幅広い技術と柔軟な対応力を兼ね備えているのが泰平窯の強みです。

 

風格ある美しさを日常に

ただ技法を多く持っているだけではなく、そのすべてにおいて高い完成度を保っているのが泰平窯の真骨頂。

プロの料理人をも満足させるクオリティの器は、どれも品格があり、まるで美術館で名品を眺めているかのような存在感を放ちます。

季節のうつろいを感じさせる和の美しさと、確かな技術が宿る泰平窯のうつわ。
それは、日常の食卓に特別なひとときをもたらしてくれるはずです。


店主のイラスト

KOTOPOTTER 店主

横山雅駿

10年以上にわたり、京焼・清水焼はじめ伝統工芸品や陶磁器に携わっています。

京都の窯元や陶芸家と連携し知見や審美眼を深めながら、新しい伝統工芸品の在り方を模索しています。

2024年に京焼・清水焼専門のECサイトKOTOPOTTERを立ち上げました。


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