プロジェクト概要
このプロジェクトの特徴
大病を乗り越え、伝統を未来へ繋ぐ
一時、重い腰の病を患い、作陶から離れざるを得なかった前田五雲。
寝たきり状態で一時は陶芸から身を引くことも考えました。
しかし、生涯をかけた陶芸への情熱、"燦彩"のさらなる美しさを求めた前田五雲。
手術と2年に及ぶリハビリを経て復活を遂げました。
コロナ禍により厳しい状況に直面する清水焼の現状を受け、KOTOPOTTERと五雲は、伝統工芸の新たな可能性を模索し、世界へと発信することを目指しています。
このプロジェクトには、復活への決意と清水焼の未来への希望が込められています。
伝統と革新が融合した"燦彩"のグラスを、ぜひお手元に。
自分へのご褒美のほか、贈答用にも最適
すべてのお品をKOTOPOTTERオリジナルギフトボックスに入れて、包装したうえでお届けします。
お世話になっている方や大切な方への特別なプレゼントにぴったり。
思い出に残る贈り物としてとてもおススメです。
リターン品紹介
色は「曄々(白)」と「萌(淡緑)」からお選びいただけます。
ペアやセット品の色は組み合わせ自由でお選びいただけます。
ロックグラス
・通常販売価格 ¥16,500(税込)
・重さ 350g-400g
・サイズ フチの直径 90 高さ100 (mm)
・内容量 240-270ml
※手作りの品のため、個体差があることをご容赦ください。
ショットグラス
・通常販売価格 ¥8,800
・重さ 55-70g
・サイズ フチの直径 50 高さ48 (mm)
・内容量 25-35ml
※手作りの品のため、個体差があることをご容赦ください。
燦彩の製作過程
"燦彩"ロックグラス・ショットグラスは、すべて手作業で丁寧に仕上げられています。陶芸家・前田五雲の熟練した技術と情熱が生み出す製作過程をご紹介します。
ロクロ
熟練の技術で、ロクロを使用して一点一点手作業で形を整えます。作品の出来を決める重要な工程です。
乾燥
成形した作品を自然乾燥させ、次の削りの工程に適した状態まで仕上げます。
乾いていなければ削ることは出来ず、乾きすぎれば割れてしまいます。
乾燥の進み具合を見極めるのは長年の経験が必要です。
削り
カンナを用いて丁寧に削り、エッジや重厚感を整えます。
手先の感覚だけで薄さを調整して削り上げます。
釉掛
独自に調合した釉薬を丁寧に施します。釉薬の厚みや均一性が、「亜鉛華結晶」の模様を左右するため、細心の注意が求められます。
焼成
窯の温度を緻密に管理しながら、高温で焼き上げます。この工程で釉薬が溶け、結晶模様が浮かび上がります。
長年の経験と勘をもってしても思い通りにいかないことも多く、亜鉛華結晶の難易度の高さがうかがえます。
コトポッターから皆様へ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
コトポッター店主の横山です。
五雲陶苑の前田さんや私は、今回のプロジェクトを通じて、京焼・清水焼の魅力をより多くの方にお伝えできればと願っています。
江戸時代に端を発し、400年の歴史を誇る京焼・清水焼。
しかし、他の伝統工芸と同様に、後継者不足や陶工の高齢化といった課題に直面しています。
もとより京焼・清水焼は産地固有の特徴を持たず、陶芸家や窯元がそれぞれ独自の表現方法を追求し、進化してきた歴史があります。
そのため、前田さんの亜鉛華結晶のように、突出して難易度の高い技術に挑戦しなければ、他の優れた技術を持つ陶芸家の中に埋もれてしまうという現実もあります。
今回のロックグラスとショットグラスは、目標を高くしすぎたばかりに試作段階から失敗が続き、前田さんと何度も「やめようか」と話しをしました。
(試作品の削り段階で大穴があき、成形時の厚みが足りないと全て作り直しました。)
それでも、この挑戦を乗り越えなければ、京焼・清水焼の歴代の名工が後世に残したのような、素晴らしいモノは生まれないと思い、取り組み続けました。
このプロジェクトの成功が、私たちの考える”良いモノ”に評価をいただけたと自信になり、さらなる挑戦への励みになります。
たくさんの応援とお声をいただけたら幸いです。
このプロジェクトについて
作陶歴五十年の前田五雲と、新しい清水焼ブランドKOTOPOTTERのコラボレーション
京都の清水焼窯元「五雲陶苑」三代目、作陶歴五十年の前田喜代範。
2024年夏に誕生した新しい清水焼ブランド、KOTOPOTTER(コトポッター)。
伝統を受け継ぎながらも、現代の価値観を取り入れることで、清水焼の新たな魅力をお届けします。
実行者紹介
KOTOPOTTER店主 横山雅駿
10年以上にわたり、京焼・清水焼はじめ伝統工芸品や陶磁器に携わっています。
京都の窯元や陶芸家と連携し知見や審美眼を深めながら、新しい伝統工芸品の在り方を模索しています。
2024年に京焼・清水焼専門のECサイトKOTOPOTTERを立ち上げました。
五雲陶苑 前田喜代範
1957年、京都 東山 泉涌寺に生まれる。
1980年に同志社大学 美学芸術学科を卒業後、父・正範のもと、陶芸の道に入る。
花器・香炉などの焼き物を中心に意欲的に制作。独自の美を追求し始める。
1991年に河合誓徳先生に御指導を賜り、 展覧会に出品、初入選を果たす。
先代から受け継いだ五雲窯にて現在も陶芸作品を制作中。
For customers residing outside Japan
This page provides information on sales within Japan.
The listed products are planned to be available for international sales by the September 2025.
Please stay tuned. Thank you!